みなさんこんにちは、税理士の古見です。東京の文京区という所で税理士事務所を開業しております。こちらのブログを平日限定ですが毎日更新しています。
確定申告の期限が1ヶ月延長されました。
会計事務所にとってこの時期の1ヶ月の猶予は計り知れないものがあります。
3月に入り申告作業も佳境を迎え、徹夜もいとわずというのが業界の常識みたいなところがあります。
特に電子申告がスタートする前の書面で申告をしていた時代においてはそれは顕著でした。
とにかく申告書を提出するための体裁を整えるというのがいわゆる力技でして、申告書の印刷に始まり添付書類の整理及びホッチキス留め、、、
というようなアナログな作業を夜な夜な行っていたわけです。
この時期夜遅くまで明かりがついているところは大抵会計事務所だよ、と言われたものでした。
そして申告期限を終えると通常業務が待ったなしです。この時期の優先順位はもちろん確定申告ですが、業務の大切な柱である月次監査を滞らせるわけにはいきません。
ちなみに月次監査とはお客様の毎月の会計処理をチェックし試算表を作成して実績を確認するとともに今後の経営計画を立てることを言います。
その通常業務が2週間分溜まっていたとしたらそれをこなすのはとても大変なことです。
ですから確定申告が終わっても息がつけないというのが本当のところです。
ということは期限が後ろに伸びたとしてもその時期が後ろに行っただけで楽になるわけではない、ということなのです、、、