額面と手取り

みなさんこんにちは、税理士の古見です。東京の文京区という所で税理士事務所を開業しております。こちらのブログを平日限定ですが毎日更新しています。

額面と手取りのお話です。売上は消費税込み(額面)の金額が入金されます。しかしながら課税事業者であれば本体価格が手取りで消費税は預り金ですからプールをしておかなければなりません。もしも資金繰りに回してしまうと大変です。後で預かった消費税を納めなければいけませんからその時に資金繰りがつかなくなる可能性があるからです。では預かった消費税の全額をプールしておかなくてはいけないかというとそうではありません。以前にもお話した消費税の仕組みによると預かった消費税から預けた消費税を差し引いた金額を後から納めることになりますのでその差し引いた金額をプールしておけばよいことになります。ところがその差し引いた金額がいくらになるのかというのがなかなか算出が難しいところです。預かった消費税はわかりますが預けた消費税がいくらなのかというのがよくわからないところではないでしょうか。でも大丈夫です。月ごとの試算表をご覧いただくとその答えがあります。ただし税抜経理を採用している会社に限られますが。

仮受消費税-仮払消費税

これが答えです。仮受消費税は貸借対照表の流動負債に、仮払消費税は流動資産にあります。そこの数字をご覧いただくとその差引いた金額がその試算表作成時点での納めなければならない消費税とほぼ一致します(ただし簡易課税適用の場合はそうとは言い切れません)。ですからその金額をどこかにプールしておけばいざ消費税を納税する時も慌てることは無いということになりますね。

税込経理を採用しているところではそれができません。ではどうすればよいかというと顧問の税理士がいらっしゃる方はその先生にお任せいただくとしてそうではない方はご自身で消費税を試算していただく必要があります。専門知識がないとなかなか難しいところなのですがおおまかな金額は計算できると思います。

試算表の経費項目をご覧いただき、給与・賞与・慶弔費・会費・税金・社宅家賃以外の経費の金額を集計してください。その集計した金額に8/108(10月からは10/100です)を乗じると仮払消費税つまり預けた消費税が計算できます。預かった消費税はわかると思いますので差し引きの金額も計算できますね。

ただしこれはざっくりとした方法でして資産を購入した場合等には個別の事情を考慮する必要が出てきますのでご了承ください。

消費税のように後から納付する税金はプールしておかないと大変なことになりかねませんのでどうかご注意ください。

今週もご覧いただきまして誠にありがとうございました。

東京都文京区の税理士です

投稿者: you-furumi

東京都文京区で税理士をしております。お客様に本業に専念していただけるようサポートをすることを使命と考えております。

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