みなさんこんにちは、税理士の古見です。東京の文京区という所で税理士事務所を開業しております。こちらのブログを平日限定ですが毎日更新しています。
今月の日経新聞の私の履歴書はファンケル創業者の池森賢二氏です。本日の回はファンケル創業前の壮絶な時代について書かれておりました。起業をして3年で倒産の憂き目にあい借金が6千万円残り、生きるか死ぬかの選択まで考えたとのことです。
今でこそファンケルの名を知らない人はいないくらいの会社になり経営者として大変な成功をおさめられた方ですが、それまでには大きな挫折を味わっておられたんですね。今月いっぱい記事を楽しませていただきたいと思っております。
このような創業者の苦労話をお聞きするたびに思い出す記事があります。ある雑誌に載っていた経団連(ご存知日本の代表する大企業の経営者団体です)。日本の政策に影響を与えるほどのとても大きな団体ですが実はその記事で言うところの「恐るべき同質集団」だということです。
経団連の歴代正副会長19人の経歴を調べると全員男性で女性はゼロ、転職経験なしで起業経験者ゼロ、、、などという調査結果がそこではまとめられておりました。
もちろん転職の経験がなくても、起業経験がなくてもそれほどの大企業の経営者にまで上り詰めた方々ですので経営者としての力量は疑いの余地はないところでしょうが、でも、、、
転職はさておき起業経験者が一人もいらっしゃらないというところは少々残念かなと思います。世の中の良いところ悪いところをまさに全身で受け止めてらっしゃるのが先ほどのファンケルの池森さんのような方なんじゃないかなと思いますし、何か人間に深みがあるような気がするんですね。もちろんこれは完全に個人的な考えですが。
ですから同じ私の履歴書を読むにしてもやはり創業者の記事人間味があってとても面白いです。
そう感じるのも私が小さいながらも事務所を経営するようになったからかなと思ったりします。
~今日のひとこと~
「やってみなはれ。やらなわからしまへんで。」サントリーの企業理念だそうです。いい言葉ですね。やってみなはれ。
みなさんももっとやってみなはれ
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今週もご覧いただきまして誠にありがとうございました。