勘定科目の使い方のポイント

みなさんこんにちは、税理士の古見です。東京の文京区という所で税理士事務所を開業しております。こちらのブログを平日限定ですが毎日更新しています。

今の会計ソフトはほとんどが優秀なものですよ、と先日申しました。確かに優秀なのですがやはり最初の設定はご自身である程度行う必要があります。その際にはやはり多少ではありますが簿記・会計の知識が必要なところがあります。

勘定科目の設定も結構迷われるところではないでしょうか。初期設定してあるものでしっくりいくものがあればそのまま使用できますが、例えば定期購読している新聞代をどのような費用科目にしようかとするときに雑費?消耗品?などと考えてしまい先に進まないなどということがよくあるかと思います。

こうした時に抑えておくべきポイントというものは意外に少なくて、わかりやすい科目名であればある程度の自由度はあるとお考え下さい。例えば先ほどの新聞代でしたら新聞図書費、新聞購読料などは一目瞭然ですね。ここで言うところのわかりやすいというのはご自身もそうですが将来外部関係者(金融機関・出資者等)に決算書を見せる機会があることを想定した時その方が見てもすぐ理解できるようにすることを意識すると良いかもしれません。

科目名は極端な話何でもいいんですね。税務署は税金がきちんと計算されていれば何も言いません。交際費をお付き合い費などとしてもいいわけです。肝心なのは同じ内容の経費は同じ科目を使い続けるということなんですね。事業が軌道に乗ってきて決算を何回か迎えると年度ごとの経費がデータとして集計されます。それを年度ごとに比較しこの年はこの経費を使いすぎたなとかもう少し使ってもいいなとか経営判断に活かせるようになります。そうした場合に年度によって違う科目を使っていると単純な比較ができずひと手間もふた手間も必要です。ですから科目の表示はなんでもありですが同じ科目を使い続けることが重要なんですね。

会計ソフトの入力を分からないながらもスタートしていただき、それをある時期に第三者に見てもらうなんて言うのもいいかもしれません。税理士だと手数料がかかる場合がありますから例えば見せても差し支えのない家族・友人に見ていただくというのも違った意見が聞けていいと思います。

東京都文京区の税理士です

投稿者: you-furumi

東京都文京区で税理士をしております。お客様に本業に専念していただけるようサポートをすることを使命と考えております。

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