みなさんこんにちは、税理士の古見です。東京の文京区という所で税理士事務所を開業しております。こちらのブログを平日限定ですが毎日更新しています。
今週もよろしくお願いいたします。
確定申告真っ只中ですので関連したお話を。
生命保険料控除などの所得控除は課税所得を低くする効果があります。つまり適用を受けることで税金が安くなるものですね。
その所得控除ですが毎年申告をされている方でもよくあるのが控除証明書等の保存を忘れたために本来受けられる金額よりも少ない金額しか受けられていないということです。
それらの書類がこの時期に郵送されればうっかりなくしたり捨ててしまったりということはないのでしょうが、通常は前年の10月頃から届き始めます。
そうすると早いものですと4ヶ月以上届いてから経っているわけですからあれどこにしまったのかしら、などということが起きやすいですね。
ですからできれば1月中にこれらの書類が揃っているかどうかを確認し、見当たらないようでしたら再発行の手続きを取るなりのことをしなければなりません。
その確認するときに有効なのが前年の申告内容をチェックすることです。確定申告書には適用を受けた所得控除についての情報が記載されていますのでそちらをチェックリスト側にすると良いのかなと思います。
なぜ前年のものを見るかと言いますと、生命保険料控除、社会保険料控除などの所得控除は基本的には前年と同額程度のことが多いからです。
ですからそれと手元の書類を照らしあわせて見て不足があるかの確認ができる、というわけです。
せっかく受けられる所得控除なのに結果的に受けられないのはもったいないですから、必ず確認するようにしてください。