みなさんこんにちは、税理士の古見です。東京の文京区という所で税理士事務所を開業しております。こちらのブログを平日限定ですが毎日更新しています。
昨日相続税の調査状況に関する資料が国税庁から公表されました。
それによりますと平成30事務年度(今年6月までの1年間)の相続税の税務調査の結果は
①調査実施件数 12,463件
②うち申告漏れ等の非違件数 10,684件 (85.7%!)
③申告漏れの相続財産の総額 3,538億円
④1件当たりの申告漏れ額 2,838万円 (③/①)
⑤1件当たりの追徴税額 568万円
②の85.7%をご覧になってもお分かりのように相続税はその調査において多くの場合、何らかの指摘事項がある場合がほとんどといってよいでしょう。
また無申告が疑われる事案についての調査結果も公表されており
①調査実施件数 1,380件
②うち申告漏れ等の非違件数 1,232 (89.3%)
③申告漏れの相続財産の総額 1,148億円
④1件当たりの申告漏れ額 8,320万円
⑤1件当たりの追徴税額 731万円
となっております。
無申告が疑われるとは、税務当局が何らかの手段により該当者の所有財産を推測し、それが基礎控除を超えるであろう場合に申告の事実がないケースを言います。
当たりをつけたうちのほぼ9割で非違があったというのはすごいことだと思います。恐るべしですね。
このような資料の公表は無申告に対する大いなる抑止力となっているのではないでしょうか。
~今日のひとこと~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
NFLは第15週が終わりました。プレイオフの行方がだいぶ見えてきましたね。AFCではペイトリオッツ、レイブンス、チーフスがシーズン前の予想通り上位に進出しそうです。一方のNFCでもパッカーズ、セインツ、シーホークスの好調は予想通りではないでしょうか。唯一49ersは少し意外と言ったところでしょうか。名門復活は喜ばしい限りですね。
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