みなさんこんにちは、税理士の古見です。東京の文京区という所で税理士事務所を開業しております。こちらのブログを平日限定ですが毎日更新しています。
自宅を売却した際に生じる譲渡益については通常は譲渡所得税が課税されます。所有期間が長期(5年超)であれば住民税と合わせて20.315%、短期(5年以内)であれば39.63%の税率が譲渡所得に対して課税されます。ちなみに所有期間のカウントの仕方については以前お話しましたが6回正月を迎えると長期、5回未満だと短期という便利な覚え方もありますのでご参考まで。
その譲渡益については3,000万円まで課税しないという特例が存在します。この特例は税額に与えるインパクトが非常に大きいので是非適用を受けたいところですがいくつか注意点がありますのでお気をつけください。
(1)住まなくなった日から3年を経過する日の年末までに譲渡をすること
(2)住まなくなったのちに建物を取り壊した場合、土地の売買契約がその取り壊した日から1年以内に締結され、(1)の要件を満たし、かつ、取り壊しの日から売買契約日までその土地を駐車場等として他人に貸さないこと
(3)売却相手が配偶者、親や子などの直系血族、生計一親族、特定の同族会社(売却者などが主宰する会社のことです)ではないこと
他にもいくつかありますが主だったものはこんなところでしょうか。
気をつける点はこのようにいくつかありますので売却をご予定の方は事前に専門家若しくは税務署等にご相談いただくのがよろしいかと思います。
~今日のひとこと~
NFL100シーズン目が開幕しました。オープニングゲームではQBアーロン・ロジャース率いるグリーンベイ・パッカーズが同地区ライバルのシカゴ・ベアーズに10-3で勝利しました。1回の攻撃で最大8点入るはずのアメリカンフットボールのゲームで10-3は渋いですね。ディフェンス勝負もそれはそれで見ごたえがあります。
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今週もご覧いただきまして誠にありがとうございました。