みなさんこんにちは、税理士の古見です。東京の文京区という所で税理士事務所を開業しております。こちらのブログを平日限定ですが毎日更新しています。
まずは昨日の続きから。毎月の源泉所得税の納付書には現在平成の年号が印刷されています。5月以降の記入に迷うところですが、国税庁からのお達しによりますと①年度記載欄は来年3月分までは平成31年度の「31」、②その他の部分については令和元年の「01」を記載してくださいとのことです。なお、5月以降も平成「31」年と記載していても有効なものとして取り扱いすなわち受理しますよ、とのことですのでご参考までに。
では今日の本題です。今日の日経新聞に著名な作家である池井戸潤氏の新社会人に向けるはなむけとなる記事が掲載されていました。
その中で「いまぼくが20代なら専門職を目指すだろう。(中略)ポイントは組織がなくても自立できるスキルを身につけられること。(以下省略)」と仰っておられました。この記事を拝見した時はこちらで何回も申し上げていることを代弁していただけたようで(もちろん私のブログなどはお読みになったことは無いでしょうが。。。)非常にうれしかったです。このような著名な方が同じような考えをお持ちなのかと思うと何か励まされた気がします。
恐らく池井戸氏に限らず今やこのような考え方は主流になりつつあるのかもしれません。私が常々申し上げてきたことは、近い将来会社は働きに行く場所であるという考え方がなくなり、会社というのは様々な専門的なスキルを身につけた方々が集まって事業を遂行する概念的な器としての場になるであろうということです。そこでは専門的な知識すなわちどこに行っても通用するスキルを身につけた者しか必要とされなくなります。ですから池井戸氏はいま社会に出たばかりの若者にはそういう時代が来ても生き残れるようにアドバイスを送ったんだろうと私なりに解釈をしています。
中小企業はもちろんのこと大企業の中にもチャンスはあると思います。新社会人の方々是非私、ではなく池井戸氏の言葉を参考になさってください。