みなさんこんにちは、税理士の古見です。東京の文京区という所で税理士事務所を開業しております。こちらのブログを平日限定ですが毎日更新しています。
新元号が昨日決定しました。令和(れいわ)です。新しい時代にむけて何かワクワクしますね。
前回、中小企業の株式マーケットをつくりたいというお話をいたしました。今回はその続きです。
実は現在も中小企業の売買を仲介する会社は存在しますし、機能もしているようです。ただしネックになる点が一つありましてそれは仲介手数料です。もちろんそのビジネスモデルを否定するつもりもありませんしそれを生業とされているわけですから適正な報酬をいただくことには全く異論はありません。しかしながらその仲介手数料(決して安いものではありません)により売買を躊躇されている方々も少なからずいらっしゃるようです。
ですから仲介手数料を支払えるような方は今ある仲介業者を使っていただいて結構ですので、そのような報酬を支払えない方向けの仕組みを作りたいと考えております。
そこで税理士が果たせる役割は何か。
①決算書を信頼性のあるものにする
売却をサポートさせていただく方と長年お付き合いをさせていただき、継続的に経理・税務を見させていただく結果として作成する決算書類を買う側から見て信頼性のできるもの信用できるものにしていくこと。
②高く買ってもらえる会社にする
適切な経営・税務に関するアドバイスをし、利益を出し続け税金を支払うことを恐れない会社にしていくこと。
特にこの2点は非常に重要な役割を担えるかなと思います。信頼性のある決算書、信頼性があるというのはどういうことなのでしょうか。不正・ミスがなく正直に会社に実態を表示するものということになるでしょうか。不正・ミスがない、そこに直結するのがズバリ現金管理です。以前申し上げたことがありますが、現金というのはとかく不正・ミスなどのいわゆるゴミが集まりやすいところなのです。現金管理をしていないと現金勘定はゴミが集まってくるゴミ箱とかしてしまいます(あと訳の分からない社長借入金もですね)。そこには不正・ミスなどありとあらゆるゴミがたまってしまうんですね。逆に現金管理をきちんとしていただくと不正・ミスなどのゴミくずの行き場がなくなるのです(簿記の仕組みから明らかです)。行き場がないということはゴミが発生してもすぐ気が付くということです。すぐ気が付けば素早い対応ができその解消も素早くすることができます。ということで現金管理をしさえすれば決算書に信頼性が付与されるといっても過言ではないでしょう。
結局また現金管理の話か、と思われたかもしれませんがそれくらい大事なことだということです。
この仕組みをうまくつくっていけたらなあと思います。