みなさんこんにちは、税理士の古見です。
東京の文京区で税理士事務所を開業しております。
今回は自宅にまつわる税金についてです。
自宅にまつわる税金は購入時から売却時まで色々かかります。その概要についてまとめますね。
①購入時・・・ 不動産取得税・消費税
※売却時に必要ですので契約書類は必ず保管しておいてください。
②毎年 ・・・ 固定資産税
③売却時・・・ 所得税(譲渡所得税)
番外編として相続時に親御さんの自宅を取得・・・相続税
自宅というのはその方がまさに居住の用に供している住居であり欠くことのできない非常に重要なものです。そのような理由から税金面でも自宅に関するものは各種優遇措置が設けられております。ここでは代表的なものだけあげますね。
①譲渡所得税の3,000万円控除・・・自宅を売却する際は新たに自宅を購入することがほとんどでしょう。そのような新たな資金が必要な時に売却益に税金をかけてしまうと新居取得が困難になる恐れがあることから売却益のうち3,000万円までは課税しない、つまり売却益が3,000万円を超えないと税金が出ませんよという制度が設けられております。
②小規模宅地等の評価減・・・親御さんから自宅を相続により取得した場合、相続税評価額の最大80%を減額してあげようというものです。子供が親御さんと生活をしていた自宅を相続により取得した場合、その子供にとっては自宅はなくてはならないものです。しかしながらそれに対して相続税を課税してしまうと最悪その自宅を売却して税金を納めなくてはならなくなります。それはあまりにも酷なので税金面で手当てしてあげましょうねというのがこの制度です。
このように種々の優遇措置を設けて国民の居住権の保護が図られています(政府の回し者ではありません)。特にご自宅を売却した際にはこのような優遇措置がありますので安心して新しいお住まいを探してくださいね(決して不動産業者の回し者ではありません)。