みなさんこんにちは、税理士の古見です。
東京の文京区で税理士事務所を開業しております。
今回は住宅ローン返済中に辞令がおりて引っ越しをしなければならなくなった場合、住宅ローン控除は受け続けられるかどうかというお話です。
そもそも引っ越しを機に自宅を売却して転居先で新居を見つけた場合は適用を受けていた家屋が存在しなくなるわけですからその時点で住宅ローン控除の適用は終了です。例えば新居を購入した場合は新居について改めて住宅ローン控除の適用を申請(確定申告により)します。ですので現在居住中の住居を残したまま住宅ローン控除を受けることができるかどうかというお話になります。
①単身赴任の場合・・・受け続けることが可能です。ただし海外へ単身赴任をした場合は、そもそも日本の所得税の適用外となりますので受け続けることはできません。
②全員で引っ越した場合・・・転居中は受け続けることができません。購入から10年以内に元の住居に戻ってきた場合(家族だけ戻ってきた場合もOKです)は戻ってきた年から適用期間中受け続けることが可能です。ただし戻ってきた年において他の人に貸していた場合はその翌年から適用期間中受け続けることが可能です。
②の場合は転居前および戻ってきた年に一定の手続きが必要となりますので、ご注意ください。