簿記は大事です

みなさんこんにちは、税理士の古見です。

東京の文京区で税理士事務所を開業しております。

少し前に会計という言葉を自分なりに解釈したものをこのブログに載せました。

その部分を抜粋すると「会社においてお金の増減を生ずる取引の結果を試算表・決算書という形で集計して例えば1か月単位(試算表)・1年単位(決算書)で利害関係者に報告する」と述べております。

今回申し上げたいことは ズバリ簿記って大事ですよ! ということです。

取引というのは日々行われる会社の行為そのものです。例えば商品を100円で仕入れて150円で売ったなんて言うのも取引ですし、新しく人を採用したというのも取引と言えるでしょう。前者と後者で大きく異なるのはお金が動くか動かないかということです。前者は当然お金が動く取引ですが後者はどうでしょう。人を採用したという事実だけではお金は動いてないですよね。もちろん採用に必要となった人材紹介会社への手数料、広告費などを支払う取引はお金が動くものに分類されます。

会社の取引のうちお金の動く取引を規則に従って記録していこう、というのはみなさんよくご存じの「簿記」です。先ほどの例で言うと「商品を100円で仕入れた」「商品を150円で売った」という取引を簿記では

(借方) 仕入 100   / (貸方) 現金預金 100

現金預金 150 /      売上   150

と記録します。これを毎月科目ごとに集計したものが残高試算表、そして1年分を集計したものが決算書となります。

このように試算表・決算書は簿記で記録した取引を蓄積したものとなっています。ということは簿記の理屈がわかればおのずと試算表・決算書も読めるということでしょう。試算表・決算書が読めるというのはもはや経営者のみならず社会人として備えておくべきスキルと言っても過言ではありません。このスキルが身についていれば原価管理(要はいくら儲かっているかです)という概念が理解できるようになります。そうするといかに効率よく自社の商品・サービスに付加価値をつけるかといった思考になり、それが結果として会社の利益につながります。会社が増益になれば例えば賞与という形でご自分に返ってきますので十分な動機づけとなるでしょう。

この他にも簿記を身につければ例えば不正を見つけたり、ミスを発見できたりといろいろなメリットがあるのです。

ということでみなさん簿記を是非身につけてましょう!

と、いうだけでは簡単ですので私も何か皆さんのお役に立てたらと思っております。それはまたの機会に!

東京都文京区の税理士です

 

 

投稿者: you-furumi

東京都文京区で税理士をしております。お客様に本業に専念していただけるようサポートをすることを使命と考えております。

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