みなさんこんにちは、税理士の古見です。
東京の文京区で税理士事務所を開業しております。
会社の経理は現金管理からと私は考えております。というより現金管理さえできれば経理の9割は抑えられたといっても過言ではないでしょう。
ではなぜそう言えるのでしょうか。
現金以外は間違えようがないまたは間違えに簡単に気が付くからです。
例えば預金はすべての取引がもれなく正確に記録されていますのでミスのしようがありません。つまり管理の必要がないのです。
これに対し現金は管理をしなかった場合どうなるでしょう。
事業の財布と家計の財布を明確に分けないことにより会社に現金がどれだけ残っているか分からなくなったり、経費の計上漏れによる実際在高と帳簿残の差異、その他現金売上の計上漏れ、そして従業員の横領などの不正に気付くのが遅くなってしまうなど数多くの弊害が生じます。
また、税務署の調査もこれらの理由から現金の管理状態については特に目を光らせるところではあります。
私は顧問先様にとにかく現金の管理をしてください、とまず申し上げております。
そして現金管理ができるようになった会社は例外なく経理は軌道に乗り、我々もそういった会社の監査は安心して行うことができます。
ですから特に新しく会社を立ち上げるまたは独立して事業をスタートする方は最初が肝心ですのでまず現金管理から始めてみてください。